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ポータブルゲーミングPCが欲しい!仕事にも使える?

ノートPC

最近ではポータブルゲーミングPCなる市場が開拓され、各社からPCがバンバン発売されていて熱い!という情報をキャッチしたので、色々調べていた。

筆者は個人的にはゲーミングPCはクリエイティブな仕事にも使える、高性能PCと位置づけており、実際作業につかうデスクトップPCはゲーミングデスクトップPCだったりもする。

ということで、今回はポータブルゲーミングPCの紹介になるのだが、普通にどのゲームに使えるのか?という事ではなくて、仕事に使えるのかどうか、という視点でお届けしたい。

チェックポイントは以下の5ポイント。

・PCとしての性能
・画面について
・本体重量について
・本体についている接続端子
・価格

ちなみに、PCゲーム市場もかなり盛り上がっており、Steamというゲーム販売プラットフォームにて、様々なゲームを見つける事が出来る。

Lenovo

まず最初にご紹介したいのが、Lenovo。我らがLenovo。ThinkPadを出しているあのメーカーだ。ちなみに筆者が使っているゲーミングデスクトップPCもLennovo製。

Legion Go

Legion Goの性能

チップセットにRyzen Z1 Extreme、メモリ16GBを搭載したモデル。

このZ1 Extremeというチップセットはグラフィック性能を上げたRyzenのモバイル用CPUで、CPU性能だけで言えば、AMD Ryzen 7 7840UやIntel Core i9-13900Hと並ぶという調査もあるほど高性能。仕事には十分な性能といえる。

Legion Goの画面

画面は8.8インチで2560×1600解像度のIPSタッチスクリーン。画面表示も144Hzと非常になめらかに表示出来る。

明るさも500nitsと十分な明るさだ。解像度が高いものの画面は小さいのでかなり高精細な表示が期待できそう。

Legion Goの重量

本体重量は850g程度とまぁまぁずっしりしている。ただ、本機は本体部分とコントローラー部分が分離出来るため、持ち運ぶ際にはコントローラーは家においておいても良いということだ。この場合の重量は643g程度との事なので、結構軽く持ち運べる。さらに本体背面にはスタンドが付いており、自立させることが可能だ。

レノボ公式オンラインショップより引用

Legion Goの接続端子

気になるのは、接続端子。モバイルで仕事するには、外部ディスプレーなどが必要になってくるので、どんな端子が付いているのかはとても重要だ。

本機の接続端子は以下の通り。

microSDメディアカードリーダー、USB4 Type-Cコネクタ x 2、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

USB4のType-C端子が本体上下についているが、上をディスプレイにつけた場合、下から給電出来るのだろうか・・・

また、Type-A端子が1つは欲しかった。

Legion Goの価格

Amazonでの価格は104,800円となかなか割安な金額だと思う。

AYANEO

お次は、おそらくまったく聞いたことの無い名前だと思う、AYANEO(アヤネオ)。実はこの業界ではそこそこ有名で、色々なポータブルゲーミングPCを発売している。その中で今回のご紹介はこちら。

AYANEO SLIDE

AYANEO SLIDEの性能

Ryzen 7 7840Uという、仕事で使うには十分なスペックのCPUを搭載している。またメモリも32GBと大きく、ストレスのない作業が出来そうだ。

AYANEO SLIDEの画面

6インチのIPSディスプレイで、もちろんタッチスクリーンだ。

解像度は‎1920 x 1200と超高精細とはいえないものの、6インチサイズなら十分に思う。

400Nitsの画面輝度もそこそこで、リフレッシュレートも60Hzと普通。むしろゲーミングとは呼べないレベルかもしれない。

このサイズはもろにスマートフォンと競合するので、より良いディスプレイを搭載してもらいたい。

AYANEO SLIDEの重量

重さは650gと、ギリギリ「ポータブル」と呼べるもの。もう少し軽いとありがたいが、キーボードが付いている事を考えると十分な軽さかもしれない。

AYANEO SLIDEの接続端子

接続端子については少々物足りない。上下にUSB4(Type-C)が付いているのみである。

ただ、本機は電源ボタン兼用の指紋認証ボタンが付いている。これはかなりのアドバンテージに思う。

AYANEO SLIDEの価格

32GBメモリ/2TBストレージで実売168,300円とまぁまぁ高い。16GB/512GBだと138,420円と少し手頃となる。

キーボードが付いているにしても少々割高に感じる。

AYANEO SLIDEの口コミ

Amazonのユーザーレビューを確認すると、発熱がすごいというのが確認できる。ポータブル機は手に持って動かすものなので、熱いというのはなかなかにきついのでは無いだろうか。

MSI

次は最近ポータブルゲーミングPCを発売したMSI。MSIはゲーミングPCも発売したり、信頼できるメーカーだと個人的に思っている。

MSI Claw

MSI Clawの性能

CPUはインテル社の最新CPUを搭載している。CoreUltra7(155H)だ。ただ、こちらのCPUは性能は十分だとは思うが、グラフィック性能などは評価が落ち着いていないので、どこまでゲームに使えるかは未知数とも言える。

ただ、ビジネス用途では十分なスペックであることは間違いない。

MSI Clawの画面

7インチサイズのディスプレイを搭載しており、フルHD(1,920×1,080)解像度。リフレッシュレート120Hzでもちろんタッチ対応。画面が有機ELで無いことを除けば完璧に思う。

MSI Clawの重量

本体重量は675g。先述のAYANEOと比べると重いが、バッテリーで7時間駆動との事なので、仕方ないとは思う。ギリギリ手に持って使用できる重さではある。ただ、キーボードが付いているわけではないので注意が必要。指紋認証は電源ボタン兼用で付属している。

MSI Clawの接続端子

本機はThunderbolt 4 Type-C(USB PD**対応)×1のみという割り切った使用。仕事で使うにはハブが必要だ。

HDMIやType-Aポートが欲しかったものの、MicroSDカードスロットがあるのは嬉しい仕様。

MSI Clawの価格

CoreUltra7(119,799円)のものと、CoreUltra5(99,800円)のものがあり、この程度の価格差であれば、CoreUltra7を購入した方が良さそうだ。

ASUS(ROG)

スマホやPCを発売しているASUSのゲーミングブランドROGももちろん発売している。個人的には今回紹介するメーカーの中では一番おすすめしたいPCだ。

ROG Ally X

ROG Ally Xの性能

CPUにAMDのRyzen Z1 Extremeを搭載している。このCPUはまさにポータブルゲーミングPC用のCPUのようで、他のノートパソコンなどに搭載しているのを見たことが無い。ようは消費電力や発熱と性能のバランスが良いチップなのだと思う。

また、メモリも24GBと十分搭載しているのも見逃せない。

ROG Ally Xの画面

7.0インチのディスプレイで1,920×1,080の解像度、リフレッシュレートは120Hz。もちろんタッチに対応している。とほとんど完璧なスペック。さらには画面輝度も500nitsと他のポータブルゲーミングPCに比べても群を抜いている。

ROG Ally Xの重量

本体重量は678gとそこそこの重量。

バッテリーも大容量で11時間以上の動画再生ができるなど、十分だ。

ROG Ally Xの接続端子

本体上部にUSB Type-Cを2つ搭載している。片方がUSB4でもう一方がUSB3.2であるところは少し残念だが、2つあるというのは大事。

また、MicroSDカードスロットも付いている。

ちなみに、以下のようなスタンド兼用のハブも発売されており、仕事にも使えそうだ。これは先述の製品たちにも使えるようなので、必須のものかもしれない。

For ASUS Rog Ally X/Legion Go/Steam Deck OLED/MSI Claw/Switch ドック【2024年人気新登場】ミニ充電ドック 充電スタンド 6IN1 HDMI出力 Rog Ally X 4K@60HZ USB3.0ポート 1000Ⅿbps PD急速充電 幅広い互換性 ギガビットイーサネット 取り付け簡単 スタンド 多機能ミニドック
Ziifun

ROG Ally Xの価格

実売価格は139,800円。まぁまぁの価格ですが、仕事にもゲームにも使えると考えれば妥当なところかもしれない。

ONEPLAYER

その昔ネットブックのようなミニPCを発売していたメーカーOne-Netbook。このメーカーからもポータブルゲーミングPCが発売されている。

ONEXPLAYER X1

ONEXPLAYER X1の性能

AMDのラップトップPC搭載チップでは最高性能に近いRyzen7 8840Uを採用していて、ゲームはもちろんビジネス用途でも十分な性能だ。

メモリも64GB、ストレージ4TBと今回紹介の中では最高のスペックである。

このポータブルゲーミングPCが面白いのはコントローラー部分が取り外せるのと、キーボードカバーが付属する事だ。

また、OCuLinkで外部グラフィックを使用する事もできるのは素晴らしい。

ONEXPLAYER X1の画面

今回紹介のPCの中では、一番大画面の10.95インチディスプレイを搭載。2560×1600解像度の画面比率16:10。画面のリフレッシュレートは120Hz、当然タッチ対応で、画面輝度は540Nitsと完璧だ。

ONEXPLAYER X1の重量

自立できるスタンドも付いている本機の重量は、約790gと結構重め。ただ、ノートパソコンなどの重量と比較すると十分軽量で様々な拡張性も考えると十分合格ではないだろうか。

ONEXPLAYER X1の接続端子

Type-C x 2、Type-A x 1、OCulinkポートと比較的揃っている。

MicroSDカードスロットも搭載するなど、取り急ぎは他のものを買い足す必要はなさそうだ。

ONEXPLAYER X1の価格

現在は実売268,000円と結構お高め。

ラインナップにはCoreUltraを採用したものもあり、こちらは151,200円〜と幾分お求めやすくなっている。

ただ、トラックパッド付きキーボードが付属するなど、色々買い足す必要がないのは魅力だ。

GPD

最後に紹介するのはポータブルゲーミングPCの元祖とも呼べるGPDだ。なんせGPDはGaming Portable Deviceの略なのだ。

GPD WIN Mini

GPD WIN Miniの性能

AMDのRyzen7 8840Uを搭載し、メモリ32GB、ストレージ2TBと必要十分なスペック。ゲーミングPCとしては少々物足りない可能性はあるものの、仕事用としてはサクサクだ。

GPD WIN Miniの画面

7インチディスプレイで FHD(1,920 x 1,080ドット)、画面の明るさは500 nitsでリフレッシュレート120Hzで十分。もちろんタッチ対応です。

GPD WIN Miniの重量

バックライト付きキーボードや、コントローラーのようなグリップが付いているのに、520gと驚異的な軽さ。

もとがUMPCなので、当然自立をするのでスタンドも付属しているようなもの。

GPD WIN Miniの接続端子

USB Type-Cポートが一つだけと、かなりスッキリしている。ただ、このType-CポートはUSB4なので、様々な拡張が可能だ。外付けグラフィックカードを接続することも可能だが、このポートを使ってしまうと結局充電しながら使用ができなくなってしまうので、ハブは必須になりそうだ。

GPD WIN Miniの価格

CPUが7840Uのものは169,800円、今回紹介の8840Uはストレージが512GBで155,000円で、2TBで178,000円となっている。

おすすめはRyzen7 8840Uの512GB。MicroSDカードスロットがあるので、そちらで増設して使うのが良い。

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