ニュースサイトを見ていたら、ゲオからとんでもないお値打ちイヤホンが発売されたとの事。早速捕獲してまいりました。
まず最初に断っておきますが、今回のこの商品、3,980円(税別)でANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載です。もう、これだけ伝えられればOKではありますが、実際に使用した時に感じた事など書いていこうと思います。
まずはパッケージと外観など


このパカッと開くパッケージ。手にとって開いたら中身が確認出来る。ドンキ同様に店頭販売に力を入れているのが分かる。

裏面に細かくスペックが書いてあるものの、対応コーデックや、専用アプリの記載がない・・・
Bluetoothは5.4対応との事なので、接続の安定性は良さそうだ。
さらにパッケージに入っているのは、この通り。

もう本当にシンプルです。もっと小さい箱で販売できそうに思います。まぁ小さくしてしまうと売り場で目立たないので仕方ないのかもしれないですが。

説明書はしっかり日本語での表記です。そしてこのページに対応コーデックの記載がある。ポツンと1つ「SBC」との記載が。もちろんこれが無いとどこにも使い所がないのだが、AACやaptXなどの記載が欲しかった。

ケースもイヤホンもテッカテカで、指紋が結構つくのが気になります。黒でこのテッカテカはちょっとないかも。ただ、ケースはそんなにチープ感は無い。

その代わりイヤホンは結構なチープ感がある。どこをどうすればチープ感を消せるのかは分からないが、このチープ感はちょっと残念だ。しかもこのイヤホンLやRの記載が無いのがさらに残念。形状を見ればどちらにいれるかはもちろん分かるし、箱から取り出す側の耳に入れればいいので実用上は問題ないのだが、小さくストレスに感じる。

本体とケース合わせての重量。39.3gととても軽い。通常50g前後のものが多い。まぁ10g軽いからと言って積極的に選ぶ理由にはならなそうですが。ちなみにイヤホン単体では3.9g。こちらはイヤーチップがついていないので普通の重量だが、十分軽い。
専用アプリなし!?

そして専用アプリをダウンロードして使ってみよう・・・とした所、なんと専用アプリが無いのです。ANCがついているのに、専用アプリが無いなんて・・・初めての経験です。
当然、タップ操作のカスタマイズや、専用イコライザーによる音のセッティングも出来ません。
これは大きなマイナスだ。では、ANCとかのモードはどう使うのかというと、右のイヤホンをトリプルタップでモードの切り替えを行う事となる。
このモード切り替えはスムーズだが、「ANCモード」→「ゲームモード」→「ANCモード」→「ミュージックモード」→「ANCモード オフ」→「ANCモード」と切り替わる。
ゲームモードとかミュージックモードに関しては、何も説明がないのだが、ANCモードをオフにした時との違いが分からない上に、その設定に入れないときがある。何のためについているのだろう。
使ってみて

実際の音は、格安なものを一歩越えた程度と思っていただければ。いうほど悪くは無いが、決して良くはない。
また、ANCについては、まぁ効いているのだが、いかんせんインイヤー型は耳の密閉性が低く、そこまで効いている感じがしない。ただ、耳が圧迫されている程度には効いている。EarPodsほどのノイズキャンセリングを期待しない方が良い。音楽を聞いていればそこそこ換気扇の音なども消してくれるのでいいのだが、音楽がなっていなければ耳栓として使えるレベルではない。
ver.5.4対応ということで接続性を期待したのだが、信号機のそばなどではブツブツ途切れる現象に見舞われた。当然接続しているスマホは5.3までしか対応していないので、このイヤホンの実力を出し切っているわけでは無いが、これは残念なポイントだった。
ちなみにAndroidスマホとiPhone16に接続して使用が出来た。マルチポイント接続というものだと思うのだが、最初にiPhoneで音楽を聞いている時にAndroidで電話に出るということは出来たが、電話終了後にiPhoneの音楽になかなか戻れなかった。このあたりはどこまで出来ているのか不安定なのかもしれない。
まとめると
3,980円でANCが搭載されたインイヤー型イヤホン。ただし音質はあまり良くなく、専用アプリの用意なし。質感はそこそこチープ。といった感じだろう。積極的におすすめ出来るものではありません。
カナル型が嫌なで、イヤーカフ型やオープンイヤー型もちょっとという人には勧められるかもしれない。
カナル型でも良い、そこそこANCが効いているのが欲しい人には以下がオススメ。筆者もいつも使っています。(製品リンクはAmazonアソシエイトです。また、製品は新品で無いこともありますので、よく表示を確認して購入してください。)
一応ゲオオンラインストアでも販売されておりますので、こちらにリンクを付けておきます。
