iPad一強のタブレットの世界
iPadがAppleから発売されてからというもの、様々なタブレットが販売されてきました。
Windowsのタブレットなんていうのもありましたね。かなり盛り上がった記憶があります。
そんな中、最近盛り返してきているのが、Androidタブレット。Googleのあれです。
でもiPadに比べると、動作ももっさりで、画面もきれいじゃないんでしょ?そんな印象が一般的かと思います。
ただ、現状のAndroidタブレットはそんな事もないのです。OSのバージョンが14まで上がっている事もそうですが、モバイル用のチップセットが成熟してきており、安くてもそこそこ動く。そんなタブレットが多いのです。
価格はここまで
現在販売されているiPad無印の最安値が58,800円。これの半分であれば格安と言えるのではないだろうか。
という事で勝手ながら29,400円までとさせていただく。
使えるスペックはこれ
実際にタブレットを使う用途として考えられるのは、ブラウジング、動画視聴、電子書籍閲覧、音楽再生、マップ使用だと思う。もちろんゲームなどに使いたい人もいるとは思うが、動作の重いゲームなどは一旦諦めていただくしか無い。
SoC
Windowsで言うところのCore iなんとかとかと同じもので、現在Androidタブレットに使われているのは主に4種類。
・Qualcom SnapDragon Gen8
・MediaTek Helio G99
・Unisoc T606-T616
・Allwinner A523など
上のリストの上に行くほど高性能だが、価格も高くなる。現実的にはHelio G99あたりが高コスパに感じる。最低でもUnisoc T616程度は欲しい。
安いからと言って、Unisoc T606やAllwinnerに手を出すのは避けていただきたい。
RAM(メモリー)
これはスマホのRAMと同じように考えてほしい。最低でも8GBは欲しいところ。
これも最近では拡張メモリー機能が付いているものが多く、スペックの表記だけでは騙されそうになってしまうので、注意してほしい。12GB(4GB+8GB)などとなっている場合には、4GBが実際のメモリーサイズで8GBは拡張メモリーである。
4GB程度では動作がもっさりすることが想定される。
ROM(ストレージ)
データの保存領域は大きい方がいいが、もちろんその分価格は高くなる。
256GBあれば十分だが、最低でも128GBを選びたい。
端末によってはMicroSDカードで拡張出来たりするので、確認してほしい。
ディスプレイ
現在発売されているタブレットはほとんどが液晶ディスプレイ。
ノートPCやスマホは有機ELっていう高価なディスプレイが付いているが、一部を除いてほとんどが液晶です。
また、その液晶にも様々グレードというか種類があるのだが、ほとんどの機種でIPS液晶を搭載しているので、差異は無いと思う。
気をつけたいのは解像度だ。1920X1080とか書いてあるあれ。最低でもFullHDのものが望ましい。まだまだ1,280X800なんていう解像度のタブレットも販売されているので気をつけたい。
少し気をつけたいのは、ダイレクトボンディングかどうか。これはインセルとも呼ばれ、液晶の表面に貼ってあるガラスと実際の液晶面に隙間があるかどうか。これにより、表示がきれいになり、操作性も良くなる。ただ、これはいちいち書いていない事も多く、そこそこの値段のものはダイレクトボンディングと考えても良さそうだ。
また、ディスプレイサイズも8インチ~13インチとかなり幅広くあるので、用途に応じて購入を考えてほしい。Androidタブレットの場合、小さいほうがスペックが低くて安い傾向がある。
Android OSのバージョン
最新のAndroidOSのバージョンは14。
格安Androidタブレットの場合には、OSのバージョンアップなどは期待出来ないので、絶対に最新のものを購入する事をおすすめする。
Amazonのショップを見ていると「【最新Android13搭載!】」なんていうのも見かけるので、注意が必要だ。
Widevine
動画視聴の際のセキュリティレベルが最近とても注目されている。
というのも、タブレットのディスプレイは高解像度なのに、解像度の低い動画しか視聴出来ないタブレットがあるため。
WidevineはL1~L3のセキュリティレベルに分かれており、L1が最高だ。WidevineはL1を選びたい。
ただ、Netflixに関してはこれだけでは駄目で、個別に認証を取る必要があるようだ。このため、WidevineL1と書かれていても、Netflixに対応と書かれていなければ、Netflixは高解像度で見ることが出来ない。
スピーカー
動画視聴や音楽再生、ラジオの視聴などで重要になってくるのがスピーカー。
まずはステレオ(両端から音が出る)なのかを調べたい。
そして、横置きにした時に両端から出るものを選びたい。
その他
他にも通信規格(Wi-Fi・Bluetooth)や、イヤホンジャックをさせる端子の存在、防水性能など確認すべきところはあるが、今回は端折りたい。一旦理想のスペックを以下にまとめた。
価格 | 29,400円まで |
SoC | MediaTek Helio G99 |
RAM | 8GB以上 |
ROM | 128GB以上 |
ディスプレイ | 解像度がFullHD以上 |
Widevine | L1(Netflix対応) |
スピーカー | ステレオ(横置き時に両端から聞こえる) |
具体的な商品はこれ
格安Androidタブレットの世界には有名なメーカーがいくつかある。
・Teclast
・Blackview
・DOOGEE
・Headwolf
・ALLDOCUBE
・Oukitel
今回はこの中からおすすめのタブレットを選んでみた。もちろん上記のスペックに適合しているものだ。
現時点ではHeadwolfが最強だった。10インチのものは8,000円のクーポンが、8インチのものは6,000円のクーポンがあり、23,999円と21,999円ととても安い。
また、10インチはクアッドスピーカーで横置きでも大丈夫だが、8インチのものは横置きにすると片側だけの音声となるので気をつけたい。
また、10インチのものはイヤホンジャックも付いており、まさに至れり尽くせり。この記事を書いている最中にポチってしまったので、後日レビューしたい。
格安Androidタブレットってデメリットないの?
格安Androidには、いくつか注意してほしいポイントがある。
まずOSのバージョンが更新されない事。セキュリティの観点から言うとここは結構痛い。流石に現状Android8とか9を使っている人を見かけないと思う。そういう事だ。
また、サードパーティ製のケースやペンなどが発売されてないケースが多いということも挙げられる。iPadなんてたくさん出ているから。そういうところで色々楽しみたい人はiPad一択だ。
そして、メーカーの保証が期待出来ない。壊れたら終わり。もしくは、交換(もちろんデータは消える)してもらう。その程度で考えたほうがいい。
このあたりが気にならない人向けではあるが、タブレットなんて2~3年で買い替えるものと割り切って、コンテンツ消費に勤しんで欲しい。
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